毎年、この時期は中学、高校ともスポーツ大会です。全国、いや全道への登竜門となる大会が、中学は「中体連」高校は「高体連」です。
中3のわが子はこの大会で中学バスケ部を引退することになりますので、東京から応援に行ってきました。のむら視点の応援記です。

中体連バスケは7月7日(月)が開会式、8日から試合が始まります。ちなみに決勝戦は10日、応援も長丁場覚悟です。

関東支部PTAの支部旗をお借りして、にわか応援団(女子中学生の黄色い声援に負けないように!)結成です。

まず緒戦は本通中学校。最初は負けていて、7点差まで広げられなかなか追いつけません。

このまま負けてしまったら、明日はどうすれば良いのだと思っていますと、何とか逆転し点差を広げていき、緒戦をものにしました。

試合後は記念写真撮影。

これは卒業写真に使うのだそうです。
いや、もう卒業ですか。。。高校でもバスケを続けてくれるのでしょうか。。。
明日は13時から試合です。これに勝てば夕方にも試合があります。こんどは「もう今日帰らなければいけないのか」という心配をしたいものです。

さて2日目、7月9日(水)です。内地は暑いのでしょうね、函館は少し肌寒いくらいです。午前中は何もすることがないので、まず吉田商店のスープカリーからスタートです。
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スープカリーはもはや一般食になりましたが、北海道発の新味覚です。札幌にもいくつもの名店と呼ばれる店がありますが、ここ函館にも「かなりいける」店を見つけました。今後が期待されます。
2日目はまず1試合あり、これを勝つとベスト4進出し、夕刻に2試合目があります。そこでも勝つといよいよ翌日に決勝戦というわけですが、応援団もさすがにそこまで行くとは思っていません。。。

第2戦の相手は西中。黄色い声援に負けそうです。ゲームは始めのうちリードをしますが、いまいち調子が出ないようで攻撃がかみ合いません。ずるずると点差を詰められ1ゴール差で残り1分、フリースローで1点もぎ取り3点差。49−46という最後まで白熱の大接戦でした。
さてここで大問題です。ここまで勝ち進むと思っていなかったので、帰りの飛行機が間に合いません。何とか最終便に変更して第3戦も応援です。

第3戦の相手は宇賀の浦。文句なしの強豪校です。すぐ横のコートでは宇賀の浦の女子チームが最後の1ショット逆転勝ちという凄まじい試合をして決勝に進んでいます。でも最後、0秒で逆転負けしたら辛いだろうなぁ。
さあ3試合目。相手は強豪です。むちゃ強い。
バスケになりません。けれど何とか1ショットと粘っていましたが、最後は大差で敗れてしまいました(ユニフォームはグリーンに替えています)。


親たちは「まぁ仕方ないよね」「頑張ったんだし」と言っていると、ベンチでは皆、泣いています。

ああ、これだよね。勝てるかもしれないけど、負けても仕方ないと考えるのは、青年期を過ぎてしまって後戻りできなくなった世代なのでしょう。
いつでも勝てると思ってトライするし、努力の量と得られる成果を比べたりはしないんだよね。

そして表彰式。創部間もない弱小チームですが、函館3位は立派なものです。


表彰式も終わり、先生から一言
「今日で中学のバスケは終わりだが、バスケはなくならない」
マイケル・ジョーダンは900回負けた。彼を偉大にしたのはその負けを無駄にしないこと」
悔しいのと疲れたのとで子供たちの耳に残ったのでしょうか。。。

いま、中高のクラブが岐路にあるといいます。公立はクレーマーやら資金難、私立は勉強優先あるいは遠距離通学といったクラブに対するマイナス要素が顕在化し、中にはクラブは週2回だけ、としている学校も多いと聞きます。
でも、自分たちに無限の未来と可能性があることを実感し、またそれに向かって成果を見ないで走ることに意味は薄いのでしょうか。いろいろなことを考えながら帰りの飛行機に向かったのでした、本当はもう1泊したかった。